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音を聴く事の大切さ・・・

2019年になってはや20日近く経とうとしています。めちゃめちゃ早く感じます!

こうやって1年が疾風の如く過ぎ去ってしまうのですね・・・

今日、NHKで『チコちゃんに叱られる』を見ていました。

今や『チコちゃん』の毒舌で大人気の番組ですね。

今日は今まで放送した分のピックアップをしていましたが、その中の1つのお題が

「大人になるとあっという間に1年が過ぎるのはなぜ?」

前からずっと気になっていましたし、現実そう感じるのは確かです!

答えは・・・

「人生にときめきが無くなったから」

えっ?どういうこと?

説明を聞いてみたら・・・そうなのか・・と納得したような・・・

簡単にいうと、大人になると毎日同じ作業の繰り返しに感じられ、印象に残る出来事が少なく、

トキメキやドキドキいったような感情を忘れてしまうとの事。

それだけ人生経験豊富になったといえば良い言い方ですが、

なんとも寂しい感じですね( ;∀;)

 

 

さて、本日は、『音を聴くことの大切さ』をお題にお話しさせていただきたく思います。

本来、私たちが生活している環境は本当に様々な『生活音』『環境音』が存在し、聞こえています。

例えば・・・人が歩く足音、車が走る音、エアコンが動作している微かな音、屋根伝いに落ちる雨音、

工事現場のうるさい機械音、人混みでの様々な話声、風が強い日の風切り音・・等々

数え切れないほどにとても多くの『生活環境音』という名の音を聞いています。

これは生活していく上でこういった音は要らないようでとても大事な音でもあると思っています。

車の音が聞こえなければ背後から接近してくる車にも気づきません!

エアコンから聞こえる微かな動作音が聞こえなければエアコンを切り忘れることは必須です!

雨音が聞こえなければ雨が降っていることも気づきません!

聴力が低下すると当然そのような『生活環境音』も聞こえにくくなってきており、

実は大変不自由な状態になっているのですが、多くの聴力の低下は加齢と共に進行するタイプになり、

(聴力の低下の原因は何通りがございますので聞こえの詳細な検査はお近くの耳鼻咽喉科を受診してください)

それに該当するなら数年かけて徐々に低下していきます。

なので、周りの音が聞こえにくくなっている・・・『生活環境音』が聞こえにくくなっていることに

気づいていない場合がとても多いです。

当然、会話・・・人との対話も聞こえにくくなってはいますが・・・

日本の場合、実際に聴力が低下してその目的で耳鼻科を受診、補聴器を検討されるのに

平均7年近く経過しているとも言われています。

その長い年月をかけて低下した状態を補聴器によって聞こえの回復を目指していくのですが、

その際には一種の拒絶反応みたいなことが起こる例が多い傾向にあります。

(周りがうるさい、自分の声がうるさくてこもる、など・・・うるさいと思われる)

まあ、そうですね。数年間かけて低下したものを一瞬で取り戻すのは非常に負荷がかかる事になり、

逆につらい思いを強いられる事になります。

なので補聴器を調整する際には『慣らし運転』程度の音の大きさからスタートします。

あくまでも『慣らし運転』程度の音なので当然最初のうちは補聴器の効果はほぼ見込めません!

よく、「補聴器をつけたらその日から会話も出来るし快適になる」という思いを抱かれている方が

いますが、それは大きな勘違いなのです。

あくまでも『聴く』ことは練習・・・リハビリと同等な意味合いを持つと考えています。

平均で3~4か月を見込んでその間に階段を1段1段登っていく感じで音量、音質を変えていきます。

まさに『聴くトレーニング・聴能トレーニング』を実行していただきます。

 

そして・・・『会話』だけではなく、どちらかというと先述で出しています

『生活環境音』に私は重点を置いています。

 

人との会話をスムーズにするのが補聴器装用の大きな目的ではありますが、

『生活音』を嫌がらずに良く聞いて慣らしていただくことが後の会話をスムーズ円滑に出来る事にも繋がると

考えています。

 

・騒音と会話を頭で仕分けする能力を少しでも戻す目的

・集中して話を聴く力を戻す目的

 

この『生活音』、先述で申し上げた通り、生活する上で大事な音がかなり含まれています。

ただ、音の好みは個人差が強く・・・

うるさく感じる音、心地よく感じる音、もっと聞きたい音はそれぞれ異なりますし、

「雑音」という名に変身して苦しめる場合が多々あります。

そこは私とユーザー様とでしっかりとお話、相談をしながら慎重に進めていき、慣れていただきます。

 

しかし・・・

結局は一番大事なのは・・・使用されるユーザー様のお気持ちです!

「様々な音を聞きたい」「なるべく円滑に会話をしたい」「人の会話の輪に入りたい」

というような前向きなお気持ち、意欲が無いといくら高価な補聴器を購入しても

こちらがいくら理論を並べても何もなりません!

要はユーザー様自身のやる気次第です!

私はその「聴く意欲」を引き出せるよう、日々皆さまと努力をしています。

同時に一緒に『聴くトレーニング』を実行し、少しでも隠された能力を引き出せるよう

力添えをさせていただいています。

諦めずに『聴く事の大切さ』を思いだしてみませんか?

皆さまの前向きなお気持ちと一緒にご来店をお待ちしています。

長文になり、読みにくくなってしまって大変申し訳ございません。

宜しくお願い致します。