補聴器乾燥のお話
こんにちは。
いつもご覧いただきありがとうございます。
補聴器担当の梅田です。
本日は補聴器の乾燥について少しお話をさせていただこうと思います。
ようやく梅雨らしいかな?というような気候となり、ジメジメした湿気の多い日々がつづくと思われます。
こういう季節こそ補聴器は故障しやすいのです。理由は・・・汗です!
補聴器というものは肌に密着していますので汗や皮脂の影響をモロに受けます。
特に丸1日使用している方、畑仕事など汗をいっぱいかくお仕事や作業をなさっている方とかは補聴器にとってかなり過酷な環境といえます。これからの季節は特にそうです。
かといってそういう環境では使用しないでください!とは言いません!そんなことだと補聴器を着けていただく意味が無いですし(;”∀”)
ではどうしたら・・・
ズバリ!補聴器のお手入れ、乾燥です!
これが補聴器を使用するにあたって非常に重要なことの1つです。
補聴器を1日使用してからで構いません。おやすみ前とか、その日はもう使用しないと思われましたら、まずはティッシュなどで軽く補聴器本体を拭いて汗や皮脂を取っていただく。これってかなり重要なのでぜひ実行してください!
その次に乾燥ケースに入れていただく。それだけで補聴器の故障率を大幅に下げられます。
最近の補聴器は防水性能があがっていて、ひと昔前の器種と比較して大幅に故障率が下がってはいますが、お手入れをするかしないでは補聴器寿命が変わると思ってください!補聴器は高額なものですので丁寧に扱っていただきたいです。1~2年足らずでダメになるか、10年近く使用しても性能に問題無しかは日ごろのお手入れ、乾燥で変わると思っていただいてもいいと思います。
その大事な乾燥ケース、乾燥剤についてですが、
乾燥ケースには底面に乾燥剤が入っています。その乾燥剤は寿命があります。中身の種類は違えども、どのメーカーの乾燥剤も色の変化で寿命が分かるようになっています。乾燥ケースにちゃんと入れていただいてても、中身の乾燥剤がダメになっていたら全く意味がないのでしっかりと乾燥剤の寿命を確認してください。
それでは当店取り扱いメーカーの乾燥ケース・乾燥剤の形状、種類を画像にて説明します。
まずはシーメンス・シグニア製の乾燥ケースですが・・・
3種類の乾燥ケースがある訳ではございません。右は現在販売中のケースです。真ん中はつい最近まで販売していた、旧式の乾燥ケースです。左はさらに前、旧旧型の乾燥ケースです。真ん中と右は中の乾燥剤については同じものを採用しています。
左から段々小型化してケースの素材も変わり、段々薄くなっています。良い言い方をすれば軽量・小型化ですが、ある意味コストダウンかなとも。あくまでも個人的な意見ですので悪しからず・・・((´∀`*))
☝ここがどうしてもいけない!補聴器を置くスポンジがかなり薄い!旧式と比較しても1/3以下!高価な補聴器を置く場所なのに・・・小型化したからやむを得ないという言い方なら綺麗だが・・・あくまでも個人的な感想でございます。
次に・・・スターキー製の乾燥ケースです。
かなりしっかり型です。補聴器を置くスポンジも分厚いです。
補聴器をご購入時には必ず各メーカーの乾燥ケースが付属してきますが、単独でご購入の場合は上記のスターキー社製の乾燥ケースを主に販売させていただきます。販売価格は税込み1,080円です。乾燥剤のみは税込み540円です。従来販売していた乾燥ケースに関しては中身の乾燥剤は継続して販売していますのでご安心ください。
続いては、電気式乾燥機です。
これも各メーカーで発売されていまして、特長は乾燥剤というものが必要ないので毎日のコストを抑えることが出来、乾燥させる時間も早いです。コンセントにさして電気を使って乾燥させるのですが、電気代はほぼかからないです。操作もボタン1つ押していただくだけで自動停止。乾燥能力も高いのでオススメです。しっかり乾燥させたい、乾燥時間を短縮させたい方はすごくいいと思います。価格は税込み5,400円から。上級機種は殺菌や洗浄もしてくれるタイプもございます。
これから汗だくの季節が到来します。しっかりと補聴器のケアをして快適な補聴器ライフを送ってくださいね。