JAPONISM PROJECTIONとは??
ジャポニスムの新しいライン【JAPONISM PROJECTION】
の一部が昨日到着しました。
現在の日本は安価な商品が溢れ返り、眼鏡も使い捨て感覚になっています。
数千円で購入して一年で捨てる。大量消費の時代。
PROJECTIONラインでは、その対極を目指しています。
デザイナーの笠島氏曰く・・・
【本当に良いものを見極め、大事に、そして永く付き合う。】
今の日本が最も必要とする言葉かもしれません。
【JP-001】¥49,350
今あるデザイン全てを排除してから考えたそうです。
ゼロから必要な部分を構築して積み上がっていったもの=飽きないデザイン。
確かに、無駄は全くありません。現在だけでなく、10年前に見たとしてもすんなりと受け入れられたと思います。永遠に古くならないデザインこそマスターピースですので・・・
大きな特徴としては溶接を行わない事と、ネジを使用しないヒンジ部分。
眼鏡の壊れる原因は、腐食によって溶接部分が壊れてしまう。
或いは、ネジが腐ってその部分からはじけてしまう。
事が多いのです。この眼鏡はそれを解決する為に、溶接を捨て、ネジの概念を捨てています。
外見上はより一体感を感じさせますが・・・
この内面に大きな特徴が隠されています。
専用の工具を使用して丁寧に外します。
何と、工具はあの兼古製作所が作っています!!
ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%BC%E5%8F%A4%E8%A3%BD%E4%BD%9C%E6%89%80
驚きました。。
小さなピンでパーツを押して。引き抜きます!
すると、この様なパーツが中から現れます。
ネジの代わりとなり、バネヒンジの代わりとなる部品達です。
小さなパーツ一つ一つが物凄い技術力の塊なのです。
シルバーの筒が見えます。
皆さんは「刺しても痛くない注射針」ってご存知でしょうか?
0.02mmの金属パイプを作ってしまう会社です。
最適なバネ性を持たせるパーツであるこのシルバーの筒は、その業者さんが作っています。
その横のプラスチックパーツも、水分を吸収しない最強のプラスチック素材【PEEK】を使用。
日本の技術力をフルに生かしたモデルなのです。
そもそも、何故こんな事をする意味があるのか?
それはとてもシンプル。
【不良となったパーツのみを安価に交換出来て、使い続ける為・・・】
実に合理的なのです。
別色のガンメタルも到着致しました。
今更ですが、詳しくは笠島氏のブログをご覧ください。
無論、私が説明するより丁寧に書いてありますので(笑)